教えない時間も、
大切な指導だと思っています。
試合中のタイムアウト。
「ここはこうしよう。」
「もっと走って。」
「次はこれをやって。」
以前の私は、
時間いっぱい使って話していました。
でも今は、
あえて何も言わないタイムアウトをつくることがあります。
「みんなはどう思う?」
その一言だけ。
すると最初は静かです。
誰も話しません。
でも少し待つと、
「ディフェンスをもう少し頑張ろう。」
「パスが回ってない。」
「もっと声を出そう。」
子どもたち同士で話し始めます。
大人が答えを言えば、
その場はまとまるかもしれません。
でも、
子どもたちは考えなくなります。
試合では、
次に何が起こるか分かりません。
そのたびに大人が答えを教えることはできない。
だからこそ、
普段から自分たちで考える経験が必要です。
もちろん、
必要な場面では伝えます。
危険なことや、
子どもたちだけでは整理できないこともあります。
でも、
すべてを大人が決めるのではなく、
子どもたちが考え、
話し合い、
決める時間を大切にしたい。
その積み重ねが、
主体性につながると信じています。
タイムアウトで大人が話さなかったのは、
何も考えていなかったからではありません。
子どもたちが考える時間を、信じて待っていたからです。

コメントを残す