成長は、一直線じゃない。
「前はできていたのに…」
そんな言葉を、保護者から聞くことがあります。
学校へ行ける日が増えていたのに、
また行けなくなった。
笑顔が増えていたのに、
また元気がなくなった。
少し話せるようになっていたのに、
また口数が減った。
すると、
「元に戻ってしまった」
と感じてしまう。
でも私は、
本当に戻っているとは限らないと思っています。
人の成長や回復は、
階段を一段ずつ上るようには進みません。
進んだと思ったら立ち止まり、
時には一歩下がったように見えることもある。
それでも、
その経験をしながら、
少しずつ前へ進んでいる。
実際に子どもたちを見ていると、
調子がいい日もあれば、
そうじゃない日もある。
不安が強くなる日もあれば、
笑顔で過ごせる日もある。
その繰り返しの中で、
少しずつ力をつけています。
だから、
「またダメになった」
と決めつけなくてもいい。
少し休んでいるだけかもしれない。
少し心を整えている時間なのかもしれない。
大切なのは、
今日だけを見て判断することではなく、
少し長い目でその子を見ること。
振り返った時に、
「あの頃より笑顔が増えたね」
「少しずつ前に進んでいたんだね」
そう思える日が来ることもあります。
成長は一直線じゃない。
だからこそ、
戻ったように見える日があっても、
焦らなくていいのだと思います。

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